2003年12月15日、バージニア州シャーロッツビル発―ScholarOne, Inc.と東京に拠点を置くサービスプロバイダーである株式会社杏林舍は、戦略的な共同事業の立ち上げを発表しました。両社はScholarOne® Abstract Central™とその関連製品Itinerary Planner™のデュアル(英・日)バージョンを共同開発することとなりました。加えて杏林舍はAbstract Central™の日本市場における販売と、コンフィグレーション、サポート、トレーニング、システムドキュメンテーションの日本語サービスを提供いたし ます。
Abstract Central™は、学術集会用のAbstractの収集、査読、トラッキング、セッショニングの管理をおこなうWEBベースのシステムです。 Itinerary Planner™を利用することで、主催者は学術会議に先立ってAbstractをオンライン出版またはCD-ROMで配布することが可能となります。また参加予定者は、事前にAbstractをオンラインで確認でき、興味のあるものをチェックし、個人のItineraryを作成、保存、プリントすること ができます。
株式会社杏林舍(代表者:渡邊一正)は、1946年創業以来日本の医学雑誌を専門とする印刷会社であり、各種学術出版物の編集・生産・クロスメディア出版サービスを提供しています。
「長い伝統のある優れた会社が我々の製品を取り扱うことになったのは大変光栄です」と ScholarOne, Inc.のCEO、Bill Carden氏は述べている。また「Abstract Central™は日本語/英語バージョンを備えた、世界で唯一のAbstract管理アプリケーションとなる予定です。また杏林舍のサービスが加わることで、大きな影響力を持つ日本市場での当社のサービス力を格段に高めることになると思われます」とも述べています。
一方株式会社杏林舍の渡邊一正氏は、以下の通り述べています。「当社は50年余り、医学分野を中心に学術雑誌やプロシーディングなどの出版と印刷に携わってきましたが、10年前からは制作プロセスのデジタル化に取り組み、学術界の変化するニーズに対応した情報の再目的化の強化と、付加価値サービスの提供に注力してまいりました。当社のサービスをさらに強化するために、今回学術分野のオンラインワークフ ロー・マネージメントで世界的トップ企業のScholarOne, Inc.と提携いたしました。第一弾のプロジェクトであるAbstract Central™のデュアルバージョンの共同開発は、日本の学術界(STM分野)に対してさらに大きな貢献が果たせるものと確信しています」
連絡先
ScholarOne, Inc.
ボブ・ロイド(Bob Lloyd)
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