学術雑誌印刷
温故知新―歴史に裏付けられた先端技術―
学術雑誌の制作には通常の印刷物とは違った「経験・知識」が必要です。
それは、学術雑誌独特のレイアウトや図版の扱い、文章のまとめ方などがあるからです。
弊社における学術雑誌制作は、昭和21年に始まり、現在、約50学会以上の学術雑誌を制作させていただいておりますが、この実績がお客様から評価され、信頼をいただいております。
また、歴史があり「経験・知識」があるということは、最適なご提案を通して、お客様にご負担をかけずに学術印刷物をお届けすることが出来るということであると考えます。
さらにこういった「経験・知識」をベースにデータのXML化やプリントオンデマンドなどの「先端技術」と原稿の入稿から雑誌の個別発送までの「一貫したサービス」をワンストップでご提供いたします。
業界に先駆けてのワンソースマルチユースを実現
―入稿された原稿は、すぐに組版処理をいたしません―
XMLフォーマットに変換し、様々なデジタル媒体に流用可能なデータにいたします。データベースで管理されたXMLデータはソースデータとして用途に応じて、印刷用、Web用に使い分けが効率よくできるようになり、PubMED、J-STAGEなどの学術データベースへの展開がスムーズになります。
学術雑誌の「デザイン」における「XML」とは
―紙と電子の役割との関係―
論文は、最終的にはどれだけ読まれるか、引用されるかによって価値が高まります。
紙の雑誌では、論文の質をそのまま読み手が受け取れることが重要であり、そのためのデザインが必要となります。それは、人がAbstractを探さなくてもAbstractと認識でき、キーワードを探さなくてもキーワードと認識できるデザインです。
しかし、紙の雑誌に使われるデジタルデータは電子ジャーナルのデザインにおいては要件を満たしていません。電子化には電子化のデザインが必要で、そのフォーマットに最適なものがXMLなのです。
XMLのような、論文の構造を定義した文書にすることで、検索や論文間の関連づけ、統計処理など、コンピュータ内での様々な処理が可能となります。
また、XMLは紙の雑誌のデザインへの対応もスムーズで、「スタイルシート」というプログラムを通すことにより、先に説明した、紙の雑誌において重要な「人がAbstractはAbstractだと簡単に理解できるデザイン」の表現も可能となります。
電子ジャーナルは、電子的な情報として世界を駆けめぐる結果、人々の目に触れる機会を増やし、論文の価値をさらに高めていくこととなります。
この方法で論文を表現していくためには、設計(下準備)とデータの精度がポイントとなります。