よくあるお問い合わせ
お問い合わせ

What's new

more
HOME > サービス  >  ホームページ制作  >  Webの豆知識  >  「アクセスログ解析」でわかること、できること

「アクセスログ解析」でわかること、できること

(第10回:2019年9月)

ホームページにユーザーがいつ、どこから訪問(アクセス)したのか、どのような検索キーワードで調べてきたのかなど、利用状況の記録(ログ)を集計し、分析することを「アクセスログ解析」といいます。

アクセスログ解析でわかること

アクセスログ解析を行うには専用の「解析ツール」が必要です。代表的なツールとしては、ホームページに解析用のプログラムを埋め込んでログを収集する「Googleアナリティクス」が無料で利用できる(※)ため人気です。

※2019年9月現在。
※無料版のGoogleアナリティクスはデータ量の制限があり、規約で定められた利用量を超えるとサービスが利用できなくなる場合があります。
※Googleアナリティクスのホームページへの組み込みを弊社にご依頼いただく場合、設定費用が必要です。

解析ツールを利用して、以下のような情報を得ることができます。

  • ホームページ全体、ページごとのアクセス数
  • いつ、どこから、どのようにホームページに訪れたのか
  • どの時間帯、どの曜日、どの月に訪問者が多いのか
  • どんな訪問者が多いのか
  • どのページからホームページに初めて訪れたのか

これらのデータを解析することで、どのページにどれくらい人気があるか、どのような情報を求めて訪れたのか、そのページがユーザーの期待に応えているかなどを知ることができます。

【知っておくべきアクセスログ解析用語】

●ページビュー(PV)数

「ページがブラウザに表示された数」を指します。
例)トップページ→ページA→ページBと閲覧した場合、PV数は3になります。

●ユニークユーザー(UU)数

一定期間内にホームページに「訪れたユーザー数」を指します。
例)Aさんが初めてホームページを訪れたらUU数は1。Aさんが明日も同じホームページを訪れてもUU数は1のままです。

●セッション数

同じユーザーがホームページを訪問して離脱するまでの一連の流れを指します。
例)Aさんがホームページを訪れ、2ページ閲覧してブラウザを閉じました。ここで1セッションです。Aさんがその後新たに同じホームページを訪れたら、2セッションになります。

●滞在時間

Googleアナリティクスの「滞在時間」とは、ページ単位またはホームページ全体に、ユーザーがどのくらいの時間訪れていたのかの指標です。
滞在時間には「平均セッション時間」と「平均ページ滞在時間」の2種類があります。

・平均セッション時間

ユーザーの一回のホームページ訪問における滞在時間の平均です。

・平均ページ滞在時間

ユーザーの1ページあたりの滞在時間の平均です。

ページの滞在時間は長ければ長いほどが良いように思えますが、そうとも限りません。
ユーザーがホームページを訪れる理由はさまざまで、例えば商品購入のページであれば、滞在時間が短くても商品を購入すれば問題ありません。逆に、コラムのようなしっかり読んでもらいたいコンテンツの場合は、滞在時間が長い方が良いです。
ページの目的や機能によって滞在時間の価値は変わります。

●直帰率

ユーザーがホームページに訪れ、他のページに移動せずに離脱したユーザーの割合を指します。
ただ、「1ページ目で離脱した」=「ユーザーの満足度が低い」と捉える必要は必ずしもありません。
例えば商品の値段を知りたいだけの場合や、Q&A等で求めていた解決策が得られれば、他のページを閲覧する必要はないため、すぐにホームページから離脱してもおかしくないと考えられます。逆に、各コンテンツの入り口となるようなページで直帰率が高ければ、何かしらの問題があると捉え、対策を練る必要があります。
コンテンツやページの目的によって、直帰率の判断は分かれます。

上記の内容の他にも、検索キーワード、離脱率、参照元、回遊率、ユーザーの閲覧環境…など、解析ツールではさまざまな情報を得られます。

アクセスログ解析の活用方法

解析結果を活用し、そのホームページの目標を達成するための「改善点」を見つけ出すことが、アクセスログ解析を導入する最大のメリットです。
どのように解析し活用するのか、事例をご紹介します。

【事例1】
ユーザーのトップページの直帰率が高く、リンクや他のコンテンツに進んでいない。

<分析>

トップページの構造がわかりにくい、情報が多すぎてリンクが探しにくい、目的とするページまでの階層が深く迷ってしまうなどが原因で、ユーザーがあきらめて離脱している可能性がある。

<対策>

デザインを見直す、掲載する情報を整理するなど、直感的にわかりやすいホームページに改修する。

【事例2】
「若手医師向けページ」がどれくらい見られているか知りたい。若手医師の入会を増やしたい。

<対策>

「若手医師向けページ」ページのアクセス数や離脱率等を計測。ページへたどり着くまでのアクセス方法は適切か、内容に魅力があるかを診断し、入会案内ページへの入り口の設置など見直しを行う。

「把握」と「改善」で効果的なホームページ運用を

定期的にアクセスログ解析を活用してユーザー行動や潜在的なニーズを把握し、そこから改善点を見出していくことが、効果的なホームページ運用につながります。

杏林舍では、アクセスログ解析サービスをご用意しております。
長年にわたり多くの学協会ホームページ構築実績がある杏林舍ならではの、質の高い解析・改善アドバイスをご提供いたします。ぜひご相談ください。

 

Webの豆知識 テーマ一覧

このページの先頭へ