S1Mユーザーカンファレンス 2012 レポート
10月22日、秋葉原コンベンションホールにてScholarOne Manuscripts ユーザーカンファレンス 2012が開催されました。
以前あんずジャーナルでもご紹介しましたロンドンやワシントンD.C.で行われたScholarOneユーザーカンファレンス(ロンドン、ワシントンD.C.)を、ぜひ国内でも!という思いを強め、杏林舍が主催いたしました。国内でのScholarOneユーザーカンファレンスは、なんとこれが初の試みです!
会場はほぼ満員で大盛況でした!
今回のユーザーカンファレンスは初回ということもあり、ScholarOneの効率的な使い方の基礎や今まで気づかなかった利用法を共有すること、そして学術出版にまつわる情報の共有や、他のジャーナル担当者との交流をとることで情報交換することを目的として開催いたしました。実際に活発な意見交換の場になったと実感しております。
その一部をお伝えします。
講演内容
ScholarOne Manuscripts最新の利用状況
演者:市村慎一郎(杏林舍)
ScholarOne Manuscriptsをめぐる様々な数字から、現状を紹介いたしました。ジャーナル数や登録ユーザー数、投稿数など利用はどんどん増しており、ユーザーが利用するほどサポート要請率は反対に減少しています。うれしい傾向です。
基調講演:世界のトレンドを把握
講演:よくご質問いただく内容について
演者:棚橋佳子(トムソン・ロイター社)
ScholarOne Manuscriptsのデータから分析する国際的な論文投稿の潮流に関する講演です。他の国々ではどの学術分野が活発か、投稿数や研究成果の状況、オリジナリティ率やアクセプト率はどうかなど、様々な面から世界の学術の状況について意識を強められました。また、後半の講演ではインパクトファクター取得につながるWeb of Scienceのジャーナル収録基準など、最近あらゆる学会から関心が向けられているWeb of Scienceでいただく質問についてお話いただきました。
ユーザープレゼンテーション
演者:日本アレルギー学会、日本建築学会、日本化学会、慶應医学会
上記四学会のみなさまより、システム利用の概要をはじめ役に立っている機能や、重視している機能についてなどお話いただきました。学会ごとに利用している状況は変わってくるものの、システム等が似ている学会のプレゼンテーションは参考になったといううれしいお声をいただきました!
効率的な運用のヒント!
ScholarOne Manuscriptsのこれから
演者:鳥海、松川(杏林舍)
E-Mailテンプレートやレポート機能など、使い方のコツをユーザー目線でご紹介いたしました。そして、今後の製品ロードマップや新サービスの紹介、そしてバージョンアップ情報についても発表されました。
意見交換会・パネル展示
普段なかなか接することのできない他学会との交流の場を提供させていただきました。活用例の紹介や参考画面のパネル展示も行いました。
ScholarOne Manuscripts ユーザーカンファレンス 2012、記念すべき第一回は盛況のうちに無事終了いたしました。今後もユーザーカンファレンスを継続して行うことで、国内外ともに更なる学術活動の発展に貢献していきたいと考えております!
ぜひ、次回開催もご期待ください。