クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CC ライセンス)とは?

2016年10月18日に開催されましたS1Mユーザーカンファレンスで、水野祐氏に発表いただいたクリエイティブ・コモンズにつきまして、参加者の皆様から非常に多くの反響がございましたので、あらためてここでクリエイティブ・コモンズの基礎情報をご紹介します。
クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは?
- さまざまなコンテンツやマテリアルの作者が、「この条件を守れば、私の作品を自由に利用してよい」と意思表示をするためのツール
- インターネット/デジタル技術を前提に、著作者/著作権者に選択肢を増やす仕組み(著作権の放棄ではなく、留保しつつ一部を開放)
- 契約や権利処理のコストを削減し、合法的に作品の共有や継承を促す仕組み
- 国が作った法律ではなく、コンテンツを作り出した作者とそれを利用するユーザーとの間の契約により、コンテンツの届け方や使われ方を自発的に「デザイン」するための仕組み
クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの種類
作品を利用(再配布や2次利用の公開等)するための4種類の条件があり、これらを組み合わせて全部で6種類CCライセンスがあります。権利者は、作品をどのように流通させたいかを考え、必要に応じて適切な組み合わせのライセンスを選ぶことになります。
オープンアクセスジャーナルをまとめたサイトDOAJ(Directory of Open Access Journals)に登録されているオープンアクセス誌の中では、約40%がクリエイティブ・コモンズ・ライセンスを採用しています。その内訳でCC BYとCC BY-SAが2分しています。


主な記事
■ ScholarOne ManuscriptsTM ユーザーカンファレンス2016 開催報告
■ クリエイティブ・コモンズ・ライセンス(CC ライセンス)とは?
■ トムソン・ロイターIP & Science「Clarivate Analytics」として事業を開始