『KaLib』搭載iPad 貸出しいたします!
今冬は珍しく東京でも大雪が降りましたが、ようやく春の日差しを感じられる日が増えてきました。桜の開花が待ち遠しいですね!
さて、春といえば総会シーズンです!
一昨年、昨年には様々な学会の総会や学術集会等の会場でiPad貸出サービスを実施し、大変ご好評いただきました。今年も昨年同様に、様々な会場で『電子書籍サービス KaLib(カリブ)』が搭載されたiPadの貸出しを予定しております。過去の貸出しの様子はこちらの記事で紹介していますので、ご参照ください。
下記学会の総会や学術集会にご参加される皆様、是非とも総合受付の横にありますiPad貸出コーナーへお越しください!
また、お手持ちのスマートフォンやタブレットにKaLibをインストールする手順や、KaLibに関するご質問も受け付けておりますので、何かございましたらお気軽におたずねください!
今春のiPad貸出予定は下記の通りです。
- 日本呼吸器内視鏡学会(京都国際会館)
2014年4月14日(月)~ 15日(火) - 日本産科婦人科学会(東京国際フォーラム)
2014年4月18日(金)~ 20日(日) - 日本消化器病学会(東京国際フォーラム)
2014年4月23日(水)~ 26日(土) - 日本アレルギー学会(京都国際会館)
2014年5月9日(金)~ 11日(日) - 日本糖尿病学会(大阪国際会議場)
2014年5月22日(木)~ 24日(土) - 日本呼吸器外科学会(ホテル日航東京)
2014年5月29日(木)~ 30日(金)
夏以降の予定は、後日お知らせいたしますのでご確認ください。
皆様のお越しを、心よりお待ちしております!
杏が満開です
杏林舍の本舍屋には、その名の通り杏が植えられています。
今日、満開を迎えました!
『大学医学会情報交換会』を開催しました
学術ジャーナル制作において、杏林舍が、何か新しい形で学会様のお手伝いはできないかと日頃より考えてまいりました。その結果として、大学医学会のジャーナル制作に関わるご担当者様にお集まりいただき、交流を深めて頂こうと2014年2月24日に『大学医学会情報交換会』を開催することとなりました。
日本医科大学様の会議室をお借りして3つの学会様にご参加いただきました。日本医科大学医学会様は編集担当理事の先生と事務局ご担当者様、東京女子医科大学学会様と東邦大学医学会様はそれぞれ事務局ご担当者様です。
事前にご回答いただいた学会誌及び学会の運営についての資料を基に、率直な意見交換がなされました。
世界的な電子化の流れに迅速に対応する - 日本医科大学医学会様
弊社で取り扱っている電子投稿システムScholarOne Manuscriptsについて、既に導入されている日本医科大学医学会様に対して他学会様から、導入の理由や利用状況についての質問があり、お答えいただきました。
投稿しやすい環境づくりを進める - 東京女子医科大学学会様
雑誌の価値を高めることを目的として、論文の質を維持しつつ投稿数を増やすための取り組みについて、各学会様から事例のご紹介がありました。東京女子医科大学学会様からは、具体的に、論文を受け付ける際、学外共著者は非会員でも可とするなどの取り組みについてご説明いただきました。
個性的かつ多様な記事を掲載 - 東邦大学医学会様
学会誌の個性化が求められる現在、どの学会様もその学会誌に特有の企画をお持ちでした。東邦大学医学会様は、当番教室企画や新任教授特別講演、臨床教室との共催学会の記事等の内容をご紹介くださいました。
その他、どの学会様も苦労されていることとして、ジャーナル編集における「査読者の選定」、学会の運営に関しては「集会の告知方法」や「会員増加に向けての取り組み」なども話題にあがり、活発な意見が交わされました。
終了後には参加者の皆様から「新たな情報を得られ、また自らの活動を顧みる機会になった」との感想をいただき、情報交換会は盛況のうちに終了いたしました。
普段お聞きできないようなご意見を伺うことができ、杏林舍としても嬉しい限りです。今後の活動の参考とさせていただきます。
杏林舍では、今後もこのような交流会を開催していきたいと考えています。
参加をご希望のお客様は、是非下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。
論文の新しい指標: preSCOREについて
ジャーナルや論文の評価といえば、掲載された論文の被引用回数を基にしたImpact Factorや論文の話題性を表すAltmetricsが有名ですが、この度、新しい指標が発表され話題となっています。米国のAdam Etkin氏が開発したpreSCOREです。この指標は論文の査読方法をベースに評価するという画期的なものです
Etkin氏によると、これまでは査読の質を表す指標が存在していなかったため、内容を疑われる論文が増えているそうです。そこで、どの様な査読者によって、どの様な査読が行われたのかを表す指標が必要だと考えるようになり、preSCOREの開発に至ったようです。
学術に関する様々な情報を集めたブログ“Scholarly Kitchen”に掲載されたEtkin氏の記事によると、既に、Web of Scienceに収録されたデータの利用に関してThomson Reuter社と合意に達し、今後はScholarOne Manuscripts等のオンライン査読/投稿システムとの融合を目指すとのことです。
すでに掲載された内容への評価だけでなく、その一歩手前の査読の質も問われるようになります。つまり「何が掲載されるか」だけではなく、「どの様にして掲載に至ったか」についても評価される時代がやってくるということです。
preSCOREについて詳しくは www.prescore.org をご覧ください。