学術集会用演題検索システム Kcon-navi
残暑お見舞い申し上げます。
連日真夏日の続く厳しい暑さですね。今年も弊社は節電に取り組んでいます。室内の空調は28℃設定で運用し、エコで涼しい社内環境づくりを心がけております。
さて、弊社は今まで『学術専門電子書籍サービス KaLib(カリブ)』のご紹介をメインに様々な大会やイベントに出展して参りましたが、そこで予想を上回るご好評をいただきました『学術集会用演題検索システム Kcon-navi(コンナビ)』をご紹介いたします。
Kcon-naviはPCやスマートフォン、iPadのようなタブレット端末など様々なデバイスでご利用いただける「学術集会用演題検索システム」です。タイトルや抄録本文のキーワードから検索しながら興味のある演題を登録したり、タイムスケジュールを見て空いた時間を埋めていったりと大会中のスケジュール管理にもお役立ていただけます。登録したプログラムは抄録をまとめた「オリジナル抄録集」としてPDF出力が可能で、オフラインでも読めるようにPDFデータとして、または必要な分だけ印刷して持ち歩くことも可能です。
PCで登録した情報はお手持ちのスマートフォンからも閲覧することができます。また急にスケジュールが空いてしまった際にも、「現在講演中の演題」ボタンから今行われている講演を素早く検索することができます。あの分厚くて重い抄録集を会場で持ち歩く必要はありません。インターネットにアクセスできる環境さえあればどなたにもご利用いただけます。
すでにご導入いただいた学会、現在準備中の学会も多数あり、利用者のみなさまの間では好評をいただいております!ぜひ導入をご検討いただき、お問い合わせ下さいませ。
電子出版EXPOへご来場ありがとうございました!
2012年7月4日から7月6日にかけて東京ビッグサイトにて開催されました、第16回[国際]電子出版EXPO へご来場いただきました皆様、誠にありがとうございました。
予想を上回る大勢の方にご来場いただけただけでなく、様々な観点からの貴重なご意見も頂戴することができました。今後も皆様に弊社製品を紹介させていただ くだけでなく、より良い製品にバージョンアップしていくための一層の努力をしていきますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
前年以上のスペースをいただいてレイアウトも工夫し、より多くのお客様とお話ができました。
8月リリースのiPhone版の参考出品もしました。商談席にきりりと臨むあんず。
今回も『学術専門電子書籍サービス KaLib(カリブ)』のご紹介をメインに出展いたしました。
その他にも様々な弊社製品も併せてご紹介させていただきました。特に『学術集会用演題検索システム Kcon-navi(コンナビ)』と『編集担当向けオンライン校正+進捗管理システム Kops(コプス)』については想像以上の反響をいただき、驚くと同時にお役立てできることを喜んでおります!
より詳細な説明や聞き逃してしまったことなど、上記製品名のリンクから弊社公式の製品ページへご案内しております。
不明点などご質問がございましたら、各リンク先にございますお問い合わせボタンより、何なりとお問い合わせください。
ご多用中にもかかわらずご来場いただきましたみなさまのお陰をもちまして、盛況の内に終了いたしましたことを、社員一同深く感謝いたします。
第16回[国際]電子出版EXPOに出展します
不安定だった天気も落ち着き始め、すっかり夏らしくなってきました。夏といえば、今年も杏林舍は電子出版EXPOに出展いたします!
7月4日(水)から7月6日(金)の3日間、東京ビッグサイトで開催される第16回[国際]電子出版EXPOへの出展。今回もメインとして取り扱うのは学術専門の電子書籍サービス「KaLib(Kyorinsha Academic Library)」です。
ついに今年5月から肺癌学会の学術ジャーナル「肺癌」の電子書籍の提供を皮切りに本格的なサービスを開始したKaLibですが、これで完成というわけではございません!
今回の電子出版EXPOでは、リーダーソフトのバージョンアップにより新たに追加された学協会の用語集と連動した辞書機能や、KaLibで採用しているePubでは対応ができなかった書籍や論文をPDFファイルで表示する機能のご紹介を予定いたしております。
また、ご要望の大きかった夏にリリース予定のiPhone版の参考出品や、ご質問を多々いただいておりました学協会採用状況についても最新情報をご紹介いたします。
利用者である“研究者、医療従事者が目的の書籍を入手し易い状況”と書籍を販売される“出版社の方々に利用者が特定されたマーケットによる効果的で効率の高い販売環境”をご提供することができますよう、より機能を高めたKaLibを皆様にお試しいただければと思います。
杏林舍ブースは、2階西3・4ホール 26-23 です。
現在、東京ビッグサイトでは、東京国際ブックフェアのほか、ライセンシング ジャパン、クリエイターEXPO東京も同時開催しているようですので、国際展示場へお越しの際にはぜひ杏林舍ブースへお立ち寄りいただければ幸いです!
ScholarOneにまつわる最新の数字
今年も入梅の季節になりました。皆様いかがお過ごしでしょうか。
総会シーズンも落ち着き始め、杏林舍では年度末を迎えようとしています。今年度の締めくくりに向けて、不安定な天候にも負けず舎員一同、本日も全力で業務に励んでおります!
さて、今回は前回記事でも話題にしました2012年4月16日から17日にかけて米国ワシントンD.C.にて開催された、ScholarOneユーザーカンファレンスで(関連記事はこちらからどうぞ)、ScholarOne代表、Keith MacGregor氏による開会の挨拶で提示された、現在のScholarOneにまつわる状況を示すいくつかの数字をご紹介します。
杏林舍が最初にコンタクトをとった2001年、ジャーナル数は400ほどでした。1年半前までは3,000ほどでしたので、飛躍的に増えていますね。
顧客数
なお、この数字は純粋な利用学協会数ではありません。たとえば杏林舍から提供している約100学協会は、まとめて「1」とカウントされているので す。実際の利用学協会数ともなると、この数字よりもずっと多いでしょうね。同様に、Wiley-BlackwellやSpringerなどの海外出版社経 由で利用している学協会もそれぞれ「1」とカウントされています。
登録ユーザー数
世界で2,000万人に届きそうな数のScholarOne Manuscriptsユーザーが存在するということは、それだけ多くの研究者にとってなじみのあるシステムであると言えますね!
保管データの総容量
単位はバイトです。わかりやすくすると95テラバイトです。2000年のサービス開始以来、何度か大きなシステムリプレースしながら進化を遂げ続けるScholarOne Manuscripts、柔軟に性能や機能を向上させております。
サポート要請割合
頻繁なシステムアップデートやヘルプサイトの拡充によってユーザビリティが向上し、投稿数に対するサポートの割合は42投稿につき1と、年々低くなっているとのことです。これは使う側にとっても提供する側にとってもうれしいことですね!
ジャーナルごとの年間投稿数の幅
1ジャーナルで年間1万2,000投稿とは気が遠くなりますが…。管理体制に興味津々です。
全ジャーナルの合計年間投稿数
2007年からのScholarOneへの全投稿論文数の推移は以下の図に示されています。
毎年、20万投稿は確実に増加しています!
ScholarOneの公式サイトではあまりこの数字が更新されませんが、販売代理店としてはとても気になるデータです。
近いうちに、大手海外出版社Elsevierが独自システムへの移行を完了させ、 競合製品Editorial Managerの顧客から抜けることで、オンラインピアレビューシステムは3強時代に入ることが予想されますが、その中でのシェアはScholarOne Manuscriptsがトップを独走することになるでしょうね!販売代理店である杏林舍としては、とてもわくわくしております。今後の展開が楽しみですね!
2012 ScholarOne ユーザーカンファレンス in ワシントンD.C.
4月16日から17日、2012年ScholarOneユー ザーカンファレンスが米ワシントンD.C.にて開催されました。ScholarOneユーザーカンファレンスでは、毎年欧米を中心に世界中の学術出版社や 学協会関係者が集い、最新の学術情報やScholarOneに関連するセミナー・ワークショップが行われております。
こちらがメイン会場となったOmni Shoreham Hotelです!
ロンドンで開催された昨年に続き(関連記事はこちらからどうぞ)、今年も弊社のScholarOneチームメンバーが参加いたしました。今回の参加者数は250名を超え過去最高となり、メイン会場には、なんと米大統領就任式も行われるOmni Shoreham Hotel内の広大な会議場を使用した大規模なものとなりました!
メイン会場内の様子。過去最高の参加人数です!
このカンファンレンスでは2日間に渡ってたくさんの有益な基調講演やセミナー・ワークショップが行われました。内容の一部を紹介します。
- 基調講演: 世界的な論文投稿の潮流分析
- ScholarOneを使った出版社ごとの戦略分析
- 出版社にとって、デジタルデータを保持する意義とは?
- レポート機能のワークショップ
- ScholarOne新機能: 要望を集め、有益性を投票する新サイトのワークショップ
- ジャーナル運営にあたり、今後の戦略/現状分析の方法の紹介
- さらに大幅強化されたレポート機能のレクチャー
- 今後のバージョンアップの展開
などなど、その他にもたくさんの情報を得ることができました。
また、このカンファレンスではScholarOneを利用しているユーザーの立場から、独自のテーマを決めてプレゼンする枠が設けられています。弊社の代表者もプレゼンの場を頂くことができました。
せっかく英語圏の方々に向けた場ですので、「非英語圏の立場からの ScholarOne Manuscripts」というテーマの下、以下の内容についてプレゼンしました。
- 杏林舍とScholarOneの関係(Thomson Reuters合併以前からのつながり)
- 非英語ジャーナルからの利用ニーズとS1M日本語版の開発
- 日本語版開発からJ-STAGE採用、利用ジャーナルの爆発的増加の流れ
- 非英語ジャーナル独特の問題感覚
- 非英語ジャーナルと英語ジャーナルを共存させるTips
- ユーザーの仕事を効率化させている要素は何か
その日の終了後のパーティでは色々な方に声をかけられ、「とても興味深かった」「普段日本の話を聞く機会がないから面白かった」などの感想をいただきました。反応をいただけるのはとてもありがたく、うれしいことですね!
ScholarOne Manuscriptsの世界展開は、日本以外では(中国も含め)すべて各地域のThomson Reutersがみずから販売・サポートを行っていて、代理店の形式を取っているのは杏林舍だけです。
これからも「杏林舍だからこそできる」サービスを生かしてScholarOne Manuscriptsを提供していこうという思いを一層強めました。