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あんずジャーナル

2015年5月29日 製品・サービス »ScholarOne

ScholarOne Manuscripts User Conference 2015 in リスボン 参加レポート

2015年4月17、18日に開催されましたScholarOne Manuscripts (S1M) User Conferenceに参加しました。

S1M User Conferenceは、年に1回、S1Mの開発元であるThomson Reuters(トムソン・ロイター)が主催となり、世界各国のユーザーを招いて開催されるカンファレンスです。毎年開催地が変わり、今年はポルトガルのリスボンにて行われました。


石畳が印象的なリスボンの街並み

今年の参加者数は約90名で、欧米からの参加が多く、出版社、主要ジャーナルの編集担当、また、ScholarOneのサポート拠点であるセルビアのスタッフも参加していました。

カンファレンス前日には、トムソン・ロイターのS1M開発スタッフと打ち合わせを行い、新たに提供された外部サービスとS1M の連携について説明を受け意見を交わしました。

FundRef(研究助成情報を提供するシステム)の利用状況を確認したところ、日本以外のほぼすべてのS1M利用ジャーナルにおいてFundRefとの連携機能を登載しているとのことに驚かされました。Reviewer Locator(Web of Science内のデータから査読候補者を自動的にリストアップする機能)は、有料オプションの機能であるにも関わらず、非常に好評のようですので、今後、国内のS1M利用学協会の皆様にもご案内していきます。

カンファレンスは、ScholarOne事業のJessica Turner氏の挨拶からはじまり、新たに統括担当となったJosh Dahl氏より、S1Mの今後の展望についての話があり、一層のユーザービリティ向上ための大幅なレイアウト改善について大きく取り上げていました。

基調講演は2つ行われ、それぞれ、出版倫理と新興国の投稿数増加について取り上げていました。出版倫理については、CrossCheck(剽窃検知ツール)やCrossMark(出版済み論文の進捗確認ツール)などを用いた不正の調査、あるいは、ガイドラインや規定を固めるなどの内容でした。新興国の投稿数増加については、過去10年間で中国からの論文投稿が増えたことに付随して、INASP(International Network for the Availability of Scientific Publications)やNIH(National Institutes of Health)が新興国の学会に対して行っている資金面や人材面での支援活動についての内容でした。中国では政府が積極的に助成を行っていることで著者の質は高まってきていますが、著者だけでなく審査側の人材も含めて教育活動を継続していく必要があるようです。

その他、S1Mユーザーによるジャーナルの様々な取り組みについての発表がありました。


ScholarOneの統括担当に就任したJosh Dahl氏


初日に行われたレセプションの様子

今回のS1M User Conferenceで得た情報は、次号のS1M NEWS(6月発行)や今後のワークショップでも皆様に共有させていただきます。

2015年5月25日 トリビア

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