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あんずジャーナル

2014年8月18日 ニュース

査読(Peer Review)とは何か?

学術出版界における最新の話題を配信するサイト『The Scholarly Kitchen』で、査読に関する記事が掲載されました。その名も「査読(Peer Review)とは何か?」というものです。

「いまさら何?」と思われるかもしれませんが、この記事は、『New England Journal of Medicine』等の有名ジャーナルにて役員等を歴任しているKent Andersonが、別のサイトに掲載された記事に対して意見を述べたもので「査読って時間がかかるし、意地悪な査読者にあたったら、理不尽な修正を強いられて…」という査読を一般化した、紋切り型の批判に反論しています。

査読には定義がない、ましてや査読は日々進化し続けているから「査読というものは…」なんて一口には語れない、とAndersonは言います。

そして、査読を語る時には、以下のすべての項目を考慮すべきとAndersonは主張します。

  • 匿名で行うか
  • 匿名なら、査読者のみか、著者・査読者双方が匿名か
  • 統計学的、あるいは方法論的査読を行っているか
  • 査読者はその分野におけるエキスパートか
  • 目的は何か
  • COIとして、どのようなものを開示するか。査読者はそれを把握しているか
  • 上級エディターも査読に携わっているか
  • 査読プロセスはジャーナル独自のものか、あるいは、他ジャーナルの委員会運営方針や査読方針等の影響を受けたものか
  • 一つのジャーナルにおいて、二階層以上の査読判定プロセスを採用しているか
  • 原稿の一部に対してのみ行われるのか、付録等を含めたすべてに対して行われるのか
  • 剽窃を見つけるソフトを使用しているか
  • 図表の不正をチェックしているか
  • 査読の出来は上級エディターによって評価されるか

こうして見ると、査読には様々な形態があり、これらの項目の組み合わせは無数にあることに気付かされます。だから、特定のパターンの査読を取り上げて、査読全般を語るのはナンセンスという訳です。また、査読の形態によって、目的や目標も自然と変わってくるはずです。

査読には不平や不満はつきものですが、査読を一般化して「査読ってこんなもの」とあきらめたり、漠然と嘆いたりしても意味がありません。また、「査読に時間がかかるなら、結果の提出期限を短くすればいい」等々、査読フローの一部にだけ注目して小手先の対応を取っても、限られた効果しか期待できないでしょう。そんな時こそ、Andersonの意見を参考にして、自誌の査読の形態と現状を細かく洗い出し、なぜその形態を採用しているのか、そのチョイスや組み合わせが最適なのか、そして目標や目的はどこに設定するのか、を考え直してみれば、そこから、査読の向上・改善につながるアイディアが生まれるかもしれません。

出典:
Your Question for the Day - What Is “Peer Review”? Kent Anderson
http://scholarlykitchen.sspnet.org/2014/07/24/your-question-for-the-day-what-is-peer-review/

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