出版倫理セミナーを共同で開催しました!
2015年1月、2月と連続して、出版倫理に関するセミナーを開催しました。
1月20日にはUniBio Pressと共同で「出版倫理セミナー ~Liz Wager氏(COPE前委員長)が語る、学術ジャーナルが取り組むべき出版倫理~」をTKP大手町ビジネスセンターにて開催しました。COPE(Committee on Publication Ethics)の前委員長であるLiz Wager氏による「学術雑誌の編集者が身につけておきたい出版倫理」と弊社による「ScholarOne Manuscriptsによる提出書類の回収について」の講演を行いました。
COPE前委員長 Liz Wager氏
2月4日は、東京大学においてiParadigms LLC/iGroup (Asia Pacific)Ltd主催の「公正な日本語論文発表のためのセミナー:出版倫理と仕組みを考える」が開催されました。COPEの現委員長Virginia Barbour氏による「出版と研究倫理:無視できない密接な関係」、JAMJE(日本医学雑誌編集者会議)の議長である北村聖教授による「医学研究成果公表における著者資格と研究不正およびその防止」、日本疫学会の橋本勝美氏による「日本疫学会誌における出版倫理に関する取組み」、科学技術振興機構による「わが国におけるOAプラットフォームと出版倫理(J-STAGEの観点から)」、iGroup Japanの笠間和喜氏による「学術出版社の剽窃チェックのためのアイディア-日本語版CrossCheck構築のお願い」、そして、弊社による「ScholarOne Manuscriptsでの不正論文チェック」等の講演が行われました。
COPE現委員長 Virginia Barbour氏
JAMJE議長 北村聖教授
両セミナーともに、Authorship、COIといった出版倫理を考える上での核となるコンセプト等について語られましたが、2月開催のセミナーにおいては、剽窃検知ツール「CrossCheck」の活用が取り上げられ、その日本語版を作成する必要性、そしてそのためには学協会様の協力が必要であることが強調されていたのが特徴的でした。
各セミナーのレポートはこちらから
→「出版倫理セミナー ~Liz Wager氏(COPE前委員長)が語る、学術ジャーナルが取り組むべき出版倫理~(2015/1/20)」開催レポート
→「出版倫理と日本語の公正な論文発表のための仕組みを考えるセミナー(2015/2/4)」開催レポート
↓S1MNEWS No.06 でも紹介していますので、ぜひご覧ください。
主な記事
■ 出版倫理セミナー開催レポート
■ CrossCheck / iThenticateデータベース
■ 第5回S1M ワークショップを終えて