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あんずジャーナル

2015年6月24日 イベント

国際科学編集者会議(CSE)のAnnual Meetingに参加しました!

2015年5月15-18日に開催されたCSEのAnnual Meetingに参加するために、今年もはるばるアメリカへ行ってまいりました!(CSEの概要と昨年の参加レポートはこちらをご覧ください)

今回の開催地となったペンシルベニア州のフィラデルフィアは、アメリカ独立宣言の署名が行われた地として知られ、市内には独立記念館等の歴史ある建造物が並んでいます。

また、アメリカで最大の学生人口を抱える都市の1つでもあり、緑溢れる美しい市内では、観光客だけでなく、多くの学生がアメリカの歴史や芸術に触れている姿が見られました。


フィラデルフィア美術館から見た街並み。
映画『ロッキー』で階段を駆け上がったロッキーが見た風景です。


アメリカ独立のシンボル「自由の鐘」

Annual Meetingでは、今年も多くのセミナーが開催されました。昨年に引き続き、出版倫理やオープンアクセスに関するセミナーもありましたが、今回はジャーナルのグローバル化に関するセミナーに最も関心が寄せられていました。発表者からは、より良い論文を掲載するためにはグローバル化や投稿論文に対する的確な指摘、話題性のある論文の掲載等ジャーナルの質の向上が必要であるとの話があり、セミナーの終了時間を過ぎても、質問を続ける参加者が多く見られました。

今回はセミナーだけでなく、「ショートコース」にも参加しました。ショートコースでは、「効率的なジャーナル運営」をテーマに、編集者が実践している出版フローの紹介から多忙な編集委員をサポートするための工夫まで、幅広い内容が話されました。

「セミナー」や「ショートコース」への参加を通して、昨年からのテーマの移り変わりの速さやジャーナル独自の工夫に感嘆し、新たに注目されはじめた問題に関する知識や対応力を身に付ける必要性を切に感じました。


Annual Meetingの会場風景

今回のAnnual Meetingで得た情報は、今年開催するScholarOne Manuscripts (S1M) ユーザーカンファレンスや、6月末発行予定のS1M NEWSで詳細をお知らせします。

S1Mユーザーカンファレンスの概要が決定しましたら、弊社HP上やメールでご案内いたしますので、皆様奮ってご参加ください!

2015年6月10日 イベント

工場見学会を開催しました!

杏林舍では印刷がどのような工程で行われているのかをお見せして、杏林舍をもっと知っていただこうと、4月下旬に、弊社と取引のあるイベント運営会社の皆様を川口工場にお招きし、工場見学会を実施いたしました。

はじめに、工場内にある会議室にて、営業企画部長の金子が印刷の歴史から工場の設備や印刷工程について解説しました。活版印刷時代には、職人が活字を一つひとつ選んではめ込んでいったと、当時使用していた活字をお見せしながらお話すると、参加者の皆さんから感嘆の声が上がりました。印刷工程については、実際の「版」を使用した面付け作業をお見せし、台割の重要性について説明を行いました。終了後には見学者の方より「校了後に簡単な文字修正を依頼してしまうことがありますが、データを書き換えるのではなく、大きな版を作り直す必要があることを初めて知りました。これは、時間的にもコストの面でも大きなロスに繋がりますね」という感想も聞かれました。

いよいよ工場に入り、見学スタートです。

まずは、デジタル印刷機のご紹介。「最近では電子版の抄録も増え、必要とする人数分だけ印刷物を制作したいという少ない部数のオーダーも増えてきました…」と説明をしている間に、1冊分の印刷が完了。そのスピードに皆さん大変驚かれていました。

次に、オフセット印刷機へと向かいます。まずは印刷機の大きさに皆さん圧倒された様子です。大きな音を出しながら元気に回り続ける印刷機。それに負けじと大きな声で説明いたしました。製版機で刷られた版を印刷機にはめ、紙とインクをセットして印刷を開始します。印刷機が回っている間も刷り上がりの確認をこまめに行い、不備がないかチェックしています。そうしてようやく印刷が完了しました。

最後に杏林舍の歴史が詰まった資料室をお見せしました。活版印刷で作られた数十年前の雑誌や抄録集を手に取り、「様々な学会の歴史がわかる貴重な場所ですね」との嬉しいお言葉も聞かれました。見学会終了後には、「印刷に関する理解が深まり、仕事を進めていく上で大変有益でした」との感想もいただきました。

このような見学会に興味のある企業や学協会様は是非ご連絡ください。杏林舍の業務についてご説明させていただきます。

2015年4月27日 イベント

日本医学会総会に出展しました。

4月10日から13日に京都で開催されました第29回日本医学会総会2015関西に杏林舍が出展しました。

ブースの壁面には本棚を設置し、杏林舍で制作した学会誌やガイドラインなどを並べました。その数40冊以上です!その左には、電子書籍サービス「KaLib」を利用しているジャーナルが並ぶ本棚の画面を大きく印刷して展示しました。さらに、昨年12月にリリースされた日本医師会の電子書籍サービス「日医Lib」についてもチラシをお配りして説明いたしました。


▲当日配布したチラシの一例

ブースに立ち寄って本棚から雑誌を手に取ってご覧になる方はもちろん、「KaLib」の画面の展示を見て「(購読しているジャーナルが)電子書籍になっているとは知らなかった!」と、お手持ちの端末にその場で「KaLib」をインストールしてくださる方もいらっしゃいました。

また、学術誌のあり方や情報収集の仕方などをお尋ねするアンケートを実施しました。「学術誌は早く電子化を進めてほしい」「(KaLibは)どんどん機能を充実させて使い勝手を良くしてほしい、期待している」といった励みになるご意見、「もっと読みやすさを追求するべき」といった厳しいご意見もありました。
今回いただいたご意見は、弊社のサービスや商品展開に反映させていただきます。
お忙しい中ご協力いただきまして、ありがとうございました。

2015年2月17日 イベント

出版倫理セミナーを共同で開催しました!

2015年1月、2月と連続して、出版倫理に関するセミナーを開催しました。

1月20日にはUniBio Pressと共同で「出版倫理セミナー ~Liz Wager氏(COPE前委員長)が語る、学術ジャーナルが取り組むべき出版倫理~」をTKP大手町ビジネスセンターにて開催しました。COPE(Committee on Publication Ethics)の前委員長であるLiz Wager氏による「学術雑誌の編集者が身につけておきたい出版倫理」と弊社による「ScholarOne Manuscriptsによる提出書類の回収について」の講演を行いました。


COPE前委員長 Liz Wager氏

2月4日は、東京大学においてiParadigms LLC/iGroup (Asia Pacific)Ltd主催の「公正な日本語論文発表のためのセミナー:出版倫理と仕組みを考える」が開催されました。COPEの現委員長Virginia Barbour氏による「出版と研究倫理:無視できない密接な関係」、JAMJE(日本医学雑誌編集者会議)の議長である北村聖教授による「医学研究成果公表における著者資格と研究不正およびその防止」、日本疫学会の橋本勝美氏による「日本疫学会誌における出版倫理に関する取組み」、科学技術振興機構による「わが国におけるOAプラットフォームと出版倫理(J-STAGEの観点から)」、iGroup Japanの笠間和喜氏による「学術出版社の剽窃チェックのためのアイディア-日本語版CrossCheck構築のお願い」、そして、弊社による「ScholarOne Manuscriptsでの不正論文チェック」等の講演が行われました。


COPE現委員長 Virginia Barbour氏


JAMJE議長 北村聖教授

両セミナーともに、Authorship、COIといった出版倫理を考える上での核となるコンセプト等について語られましたが、2月開催のセミナーにおいては、剽窃検知ツール「CrossCheck」の活用が取り上げられ、その日本語版を作成する必要性、そしてそのためには学協会様の協力が必要であることが強調されていたのが特徴的でした。

 各セミナーのレポートはこちらから

→「出版倫理セミナー ~Liz Wager氏(COPE前委員長)が語る、学術ジャーナルが取り組むべき出版倫理~(2015/1/20)」開催レポート

→「出版倫理と日本語の公正な論文発表のための仕組みを考えるセミナー(2015/2/4)」開催レポート

 

↓S1MNEWS No.06 でも紹介していますので、ぜひご覧ください。

S1MNEWS2015年3月31日発行 第6号

主な記事
■ 出版倫理セミナー開催レポート
■ CrossCheck / iThenticateデータベース
■ 第5回S1M ワークショップを終えて

S1MNEWS バックナンバーはこちら

2014年11月18日 イベント

JDDW(Japan Digestive Disease Week)に出展しました。

10月23日から26日まで、神戸国際展示場にて開催されたJDDW(Japan Digestive Disease Week)に企業出展しました。

JDDWは5つの消化器関連学会(日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会、日本肝臓学会、日本消化器外科学会、日本消化器がん検診学会)が共同で開催する学術集会とあって、多くの方々が来場されていました。主催者の発表によると今年はのべ20,352人の来場があったとのことで、朝、会場に向かうポートライナーは超満員で、先発次発を見送らなければ乗車できないほどでした。

弊社のブースにもたくさんのお客様にお越しいただきました。お立ち寄りいただいた皆様に心よりお礼申し上げます。

弊社のブースでは、電子書籍のKaLibをメインとした商品とサービスを来場者の方々にご紹介させていただきました。初めて電子書籍を目にする方も多く、視認性の良さや検索などの便利な機能に驚かれていました。また、紙媒体の場合、月刊誌だと年に12冊ずつたまっていきますが、そのスペースを取らずに済むことに、利便性を感じておられる方が多かったのも印象的でした。

今回はサービス紹介以外に先生方が研究を円滑に行うために何を必要とされているかのアンケートも実施させていただきました。お忙しい中ご協力いただきました先生方、誠にありがとうございました。書籍の購入場所や電子書籍について、興味深い結果を得ることができました。

いただいたご意見は、今後の弊社のサービス・商品開発に反映させてまいります。

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