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あんずジャーナル

2016年5月30日 製品・サービス »ScholarOne

ScholarOne Manuscripts User Conference 2016 in ナッシュビル 参加レポート

4月27、28日の二日間にわたって開催されたThomson Reuters(トムソン・ロイター)主催 ScholarOne Manuscripts (S1M) User Conferenceに、今年も弊社からS1Mサポートチームが参加しました。今回の開催地はアメリカのテネシー州ナッシュビル、別名「ミュージックシティ」とも呼ばれる音楽の街です。


カントリー&ウエスタンな雰囲気漂うナッシュビルの街並み。
夕方になればそこかしこから生演奏が聞こえてきました。


カンファレンスの様子。
壇上にいるのはトムソン・ロイターの出版・学協会部門の部門長であるJosh Dahl氏。

今年も様々なセッションがありましたが、あんずジャーナルでは特に面白かったS1Mと連携する外部サービスを紹介します。

初日に行われた「Improving the User Experience through Partnership」というセッションではOverleaf、Copyright Clearance Center(CCC)、KUDOS、Publonsという4つの組織から講演者を呼び、それぞれが提供するサービスとS1Mとの連携について発表していました。

Overleaf
発表者:John Hammersley(Co-Funder& CEO, Overleaf)

オンライン上でLaTeXもしくはRich Textを使って論文を編集できるサービスです。昨年末のバージョンアップでS1Mとの連携が可能になりました。現時点では2つのサイトにてテスト運用中とのことでした。

Copyright Clearance Center(CCC)
発表者:Chuck Hemenway(CCC)

CCCは研究成果の著作権に関わる様々なサービスを提供しており、その中でも著者から掲載料を集めるためのRightsLinkというサービスがS1Mと連携する予定とのことでした。

KUDOS
発表者:David Sommer(Product Director , KUDOS)

研究者がSNSなどのソーシャルメディアを使って自分の発表した論文を宣伝するのを補助するサービスです。またKudosを利用するとその論文のアクセス数やダウンロード数や引用数、Altmetric スコアが自動的に集計されるとのことでした。

Publons
発表者:Andrew Preston(Publons)

査読を研究者の実績として評価しようという考えのもと作られたサービスで、匿名性を保ったまま様々なジャーナルの査読実績を集約し、その貢献度を定量化します。S1Mとの連携により査読実績をS1Mから直接Publonsに送れるようになるとのことでした。

また、バージョンアップについての発表もありましたが、これについては別の記事で改めてご報告します。

その他、今後のS1Mのロードマップやユーザープレゼンテーション、業界動向についてのセッションにつきましてはS1M NEWSや国内のユーザーカンファレンスを通じて皆様に共有させて頂きます。

おまけ:
User Conferenceの最後には年間で最も投稿数の多かったジャーナルや最も多くの新規サイトを立ち上げたエージェントへの表彰式があるのですが、「年間で最も多く言語切替えサイトをオーダーしたエージェント」として、なんと杏林舍が表彰されました!全く予想していなかったのでかなりビックリしました。 

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