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論文執筆時のAI利用は “要注意”

日本時間の5月18日に医学領域における国際基準を策定している国際医学雑誌編集者委員会のICMJE(国際統一投稿規定)の改訂がありました。https://www.icmje.org/news-and-editorials/icmje-recommendations_annotated_may23.pdf

今回の改訂における主な変更点ではAI を用いたソフトウエア等に関する項目が追加されました。主な内容としてはAI生成技術を著者として認める事は出来ない、また論文の執筆時や研究課程においてそれらの技術を使った場合、どの様な方法で何に使ったのか、を開示する必要があります。また、AI生成技術から得た情報を文献として引用する事は不適切であるとのことです。

それ以外にも「機密性を維持するにあたり、出版前の論文をAIソフトウエアにアップロードしてはならない」と記載があります。これが意味する事は、出版前の論文をAIにアップロードすることで、論文の内容がAIの学習機能に取り込まれてしまい、その情報が別の検索機会に活用されていくことになります。よって、この様な行為は学術出版における機密保持の侵害に繋がり、医学出版倫理上、倫理違反となります。

AI機能は非常に便利な機能ですが、使い方を間違えると知らぬ間に情報漏洩に加担している事になりかねませんので、是非気を付けて利用してください。

また、上記に付け加え、Reporting Guidelinesとして、CONSORTやCAREなどのこれまでの研究デザイン別のガイドラインに加えて、性別やジェンダーに関するガイドラインSAGERが追加されました。

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