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あんずジャーナル

2014年7月28日 お知らせ

杏林舍のWebサイトをリニューアルしました!

2014年7月11日、杏林舍のWebサイトをリニューアルしました!
皆さま、ご覧いただけたでしょうか?

思い起こせば、前回のリニューアルは約8年前。
当時、「製品」として取り扱っていたのは主に「ScholarOne ManuscriptsTM」でした。

その後、「学術専門の電子書籍サービス KaLib」、「学術集会用演題検索システム Kcon-navi」、「会員管理システム KaMsys」などが新たに加わり、学術ジャーナル関連のサービスやソリューションの種類も増え、その範囲も広がりました。

さらに充実した杏林舍のサービスと製品を知っていただきたい。
わたしたちが学術に携わる中で得た情報を皆さまにつたえたい。
そんな想いで、Webサイトをリニューアルしました。

情報が一目で見やすい新トップページ

新しいデザインのトップページでは「可変グリッドレイアウト」を採用し、それぞれのページに合わせデザインしたパネルで、情報を見やすく整理。
同時に、全ページを「レスポンシブWebデザイン」に対応させ、PC・タブレット端末・スマートフォンなど閲覧環境に合わせたスタイルで見ていただけるようになりました。

サービス・製品情報へスムーズにアクセス

「サービス・製品」を一覧化し、メニューとして常に表示、どのページからでもアクセスできるようにしました。
はじめての方はもちろん、これまでお付き合いのある皆さまも、ぜひ各サービス製品情報のページをご覧ください。新たにご提案できることがきっとあると思います。

また、「セミナー・イベント情報」や、この「あんずジャーナル」など、これまでのコンテンツもさらに充実させました。

これからもさまざまな情報を発信していきますので、ぜひご期待ください!

2014年7月18日 製品・サービス »ScholarOne

ScholarOne Manuscripts ユーザーカンファレンス2014 開催決定!

「S1Mユーザーの皆様に情報共有やコミュニケーションの場を提供したい」という思いから開催した第1回

「より意識の高いトピックを共有したい」との思いでジャーナル編集を考察した第2回

皆様から頂いた「今後も続けて欲しい」という声にお応えして、ScholarOne ManuscriptsTM ユーザーカンファレンス2014の開催が決定しました!

ScholarOne ManuscriptsTM ユーザーカンファレンス2014
日時:2014年9月4日(木曜日)14:00~17:30
(意見交換会 17:30~)
会場秋葉原コンベンションホール
(東京都千代田区外神田1-18-13 秋葉原ダイビル2F)
参加費:無料

今回のメインテーマは「研究・出版倫理」です。近年では不正が一般の方々にもニュースとして届くようになり、研究・出版の信頼を失墜する様な事態に発展したり、今年のCSE(国際科学編集者会議)で取り上げられるなど、かなり注目度の高いテーマです。

特別講演として、医学教育の第一人者である、東京大学大学院医学系研究科医学教育国際研究センターの北村聖教授にお話しいただく予定です。

もちろん、過去2回のカンファレンスにおいて大変ご好評を頂いた、ユーザープレゼンテーション、S1Mのバージョンアップ情報や機能紹介といったセッションもご用意していますよ!

参加のお申込みは8月中旬ごろに受付を開始する予定です。
詳細は後日メールにてご案内します。

今年も皆様とお会いできることを、杏林舍一同楽しみにしています。

2014年7月9日 杏林舍について

杏林舍 制作課のご紹介

これまでにご紹介した、工務部デザイングループ営業企画課に続きまして、今回は制作部制作課をご紹介いたします。

制作課はその名のとおり、「制作」=「ものづくり」の部署です。編集、デザイン、印刷、開発を除いた「ものづくり」に関する作業全般を行っている職人集団の部署です。
制作課の業務は多岐にわたりますが、その代表的なものをご紹介します。

DTP

デスクトップ・パブリッシングの略で、活版印刷の時代から、写植、電算写植を経て至った、現代の印刷物制作において、多くの会社で基本となっている作業工程です。お客様からいただいた元データを、コンピューター上で印刷物のデータに組み上げ(組版)、印刷工程に渡すまでがDTPチームの仕事です。

XMLワークフロー

DTPをより現代風にアレンジした、半自動的なワークフローです。お客様からいただいたデータを、いきなり人間の手によるDTPオペレーションで組版するのではなく、まずXML形式に格納してから、DTPエンジンを組み込んだシステムで自動処理をする、という手順で組版作業を行っています。データを最初から最後までXML形式で保持しているため、通常のDTPフローと比較すると、格段にデータの汎用性・応用性が高いフローと言えます。「マルチメディア展開をしたい」「将来の拡張性を見据えて保険をかけておきたい」。そんなご要望にお応えできる、最適なワークフローです。

DBP

データベース・パブリッシングの略です。莫大なデータを効率よく印刷物に組み上げるために、DTPやXMLワークフローのノウハウに、データベース処理のIT技術を組み合わせた、高難度な制作作業です。データベースを元に作業を行うため、印刷物の制作が効率的になるというだけではなく、XMLワークフローと同じように、データの汎用性が高いということも、大きな利点と言えます。

電子書籍

電子書籍用のデータ制作を行っています。電子書籍元年と叫ばれた2010年以降、いち早く電子書籍制作業務に参入した制作課では、今日までに数十誌、数百冊ものEpub形式の電子書籍を作り上げ、主に杏林舍の学術専門電子書籍プラットフォームであるKaLibに出版し続けてきました。これまでに培ってきた、電子書籍制作に関するノウハウには自信があります。

オンラインジャーナル作成

オンラインジャーナル用のデータ制作を行っています。お客様独自の公開サイト向けのHTML制作から、J-StageやPMCのような、公的なプラットフォームへの登載用のデータ制作、さらには登載作業の代行まで、幅広くお手伝いしています。近年、多くの公的なプラットフォームでは、登載用データの形式としてXMLが主流になってきていますが、10年以上に渡ってXMLワークフローを行ってきた制作課には、XMLに関するノウハウが蓄積されており、対応も万全です。

校正

すべての制作作業を影で支えているのが、杏林舍の校正グループです。特に得意としている学術誌の校正力には、内外から絶大な信頼を寄せられています。学術誌というニッチな出版分野における、制作上の注意点を知り尽くしている校正グループは、通常の校正作業を正確にこなすことはもちろん、長年の経験から来る「気づき」をプラスαで疑問出しすることで、制作物の品質を一段上に押し上げています。

その他、実はなんでもお引き受けしているのが、制作課でもあります。「データベースを整形してほしい」「簡単なスクリプトを作ってほしい」「テキストデータを書き出してほしい」「画像処理をしてほしい」「PDFを処理して欲しい」…etc。およそ「ものづくり」と言える範疇の仕事であれば、こういった小さなご要望にも対応しています。弊社営業に是非ご相談ください。
→お問い合わせはこちら

2014年7月3日 ニュース

オープンピアレビューについて

世界の学術界では論文の閲覧無料化や研究データの公開など、Open Access(オープンアクセス)が進んでいます。以前、これに関連してpreSCORE(論文査読プロセスのオープン化と評価の指標)について紹介しましたが、今回は論文の査読内容をオープンにする“Open Peer Review(オープンピアレビュー)”について紹介します。

通常、Peer Reviewを導入しているジャーナルの論文査読は、“Anonymous Peer Review(匿名査読)”として、投稿者と査読者の情報を互いに非公開にすることがほとんどですが、Open Peer Reviewはその逆。投稿者と査読者は互いの情報を公開し、場合によっては読者にも公開します。

過去の研究によると、査読者が自分の名前を公開することによって、長い時間をかけて、より慎重に査読をするようになることから、査読の質の向上が望めることが分かっています。また査読結果については、Reject(不採用)になる確率は非公開の査読よりも低いと報告されています。

これは自分の名前と査読内容が公開されることによって、査読者の評価にもつながるため、査読とコメントの作成にはより慎重にならざるを得ず、さらに言えば査読者自身の知識も評価されるためだと考えられます。また、名前の公開は悪意のある査読を防ぐためにも役立つとも報告されています。

Open Peer Reviewの導入には、投稿者と査読者間のコミュニケーションのあり方などについて、いくつかのハードルがあり、導入しているジャーナルはまだ少数です。しかし、学術界における情報のオープン化がより一層進むことにより、今後、導入するジャーナルが増えていくと思われます。

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