2011年1月28日 トリビア
あんずと学ぶ校正講座(1)
先日、杏林舍では『PDF校正システム』をリリースいたしました。
これは郵送を使わずに、インターネット上で校正のやり取りや提出期限の管理などができる、とっても便利なシステムです。
ということで、今回からシリーズで印刷物を作るのに絶対必要で、とても大切だけどあまり身近でなかった校正の基本について、『あんずと学ぶ校正講座』という形で公開していきます!
校正とは、印刷物の字句や内容、体裁、色彩の誤りや不具合を、あらかじめ修正することです。出版にあたっては、印刷に先立って仮刷りを行い、それと原稿の内容を突き合わせ、誤植や体裁上の不備を正します。文字や数字ばかりでなく、デザインや発色の確認も行い、発色の確認を行う校正は特に色校正(色校)と言います。
さて、校正には校正記号が使われます。校正記号はゲラ(仮刷り、試し刷り)の限られたスペースで利用できる修正指示記号のことです。
これを上手に使うと、修正指示が簡潔に正確に伝わります。
校正記号表(PDFファイル:490KB)
- 指示が上手く伝えられない
- 説明が長くなり簡潔にまとまらない
- 1つの原稿の中に同じ指示が重複する
といった場合は、ぜひ赤字に校正記号を用いてみていただければと思います。
杏林舍では著者の方々に校正を行っていただく際、的確なご指示をいただけるよう『校正記号表』をお配りして、校正記号の使い方についてお知らせさせていただいております。
みなさん、一緒に校正記号を学んでいきましょう!