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あんずジャーナル

2014年11月18日 イベント

JDDW(Japan Digestive Disease Week)に出展しました。

10月23日から26日まで、神戸国際展示場にて開催されたJDDW(Japan Digestive Disease Week)に企業出展しました。

JDDWは5つの消化器関連学会(日本消化器病学会、日本消化器内視鏡学会、日本肝臓学会、日本消化器外科学会、日本消化器がん検診学会)が共同で開催する学術集会とあって、多くの方々が来場されていました。主催者の発表によると今年はのべ20,352人の来場があったとのことで、朝、会場に向かうポートライナーは超満員で、先発次発を見送らなければ乗車できないほどでした。

弊社のブースにもたくさんのお客様にお越しいただきました。お立ち寄りいただいた皆様に心よりお礼申し上げます。

弊社のブースでは、電子書籍のKaLibをメインとした商品とサービスを来場者の方々にご紹介させていただきました。初めて電子書籍を目にする方も多く、視認性の良さや検索などの便利な機能に驚かれていました。また、紙媒体の場合、月刊誌だと年に12冊ずつたまっていきますが、そのスペースを取らずに済むことに、利便性を感じておられる方が多かったのも印象的でした。

今回はサービス紹介以外に先生方が研究を円滑に行うために何を必要とされているかのアンケートも実施させていただきました。お忙しい中ご協力いただきました先生方、誠にありがとうございました。書籍の購入場所や電子書籍について、興味深い結果を得ることができました。

いただいたご意見は、今後の弊社のサービス・商品開発に反映させてまいります。

2014年11月10日 杏林舍について

創立記念日

本日、11月10日をもちまして、杏林舍は創立68周年を迎えました!

昭和21年に印刷会社としてスタートしてから68年が経ち、今では印刷以外の様々な事業も行っております。
より広い分野で皆様のお役に立てるよう尽力いたしますので、今後も杏林舍をよろしくお願いいたします!
2014年9月12日 製品・サービス »ScholarOne

ScholarOne Manuscripts ユーザーカンファレンス2014 開催報告

9月4日、秋葉原コンベンションホールにて「ScholarOne ManuscriptsTM ユーザーカンファレンス2014」を開催いたしました!
→開催概要はこちら

ScholarOne ManuscriptsTM(S1M)の効率的な使い方に関する弊社担当者のプレゼンテーションに加え、第3回となる今年のカンファレンスでは「研究・出版倫理」をテーマとした講演を行いました。今日特に注目されているテーマということもあり、昨年より多くの方にご参加いただきました。

東京大学大学院医学系研究科医学教育国際研究センター主任の北村 聖先生による研究倫理に関する特別講演をはじめ、学会の編集担当者様が実際に行っている出版倫理に対する取り組みについて伺うことができたユーザープレゼンテーション、不正をなくすためのツールやフローについてまとめたポスター等、参加された皆様に興味を持っていただき、大盛況のうちにカンファレンスを終えることができました。

また、カンファレンス終了後に行われた意見交換会では、講演者を囲んで歓談されたり、参加者同士でお話しされたり、終始和やかな雰囲気が漂っておりました。

ご講演いただいた皆様とご参加いただいた皆様に、杏林舍一同感謝申し上げます。

なお、カンファレンスの詳細につきましては、杏林舍が発行しているニュースレター「S1M NEWS」でお知らせいたします。発行は9月下旬を予定しておりますので、皆様、どうぞご一読ください!

→「ScholarOne Manuscripts ユーザーカンファレンス2014(2014/9/4)」開催レポートはこちら

2014年8月18日 ニュース

査読(Peer Review)とは何か?

学術出版界における最新の話題を配信するサイト『The Scholarly Kitchen』で、査読に関する記事が掲載されました。その名も「査読(Peer Review)とは何か?」というものです。

「いまさら何?」と思われるかもしれませんが、この記事は、『New England Journal of Medicine』等の有名ジャーナルにて役員等を歴任しているKent Andersonが、別のサイトに掲載された記事に対して意見を述べたもので「査読って時間がかかるし、意地悪な査読者にあたったら、理不尽な修正を強いられて…」という査読を一般化した、紋切り型の批判に反論しています。

査読には定義がない、ましてや査読は日々進化し続けているから「査読というものは…」なんて一口には語れない、とAndersonは言います。

そして、査読を語る時には、以下のすべての項目を考慮すべきとAndersonは主張します。

  • 匿名で行うか
  • 匿名なら、査読者のみか、著者・査読者双方が匿名か
  • 統計学的、あるいは方法論的査読を行っているか
  • 査読者はその分野におけるエキスパートか
  • 目的は何か
  • COIとして、どのようなものを開示するか。査読者はそれを把握しているか
  • 上級エディターも査読に携わっているか
  • 査読プロセスはジャーナル独自のものか、あるいは、他ジャーナルの委員会運営方針や査読方針等の影響を受けたものか
  • 一つのジャーナルにおいて、二階層以上の査読判定プロセスを採用しているか
  • 原稿の一部に対してのみ行われるのか、付録等を含めたすべてに対して行われるのか
  • 剽窃を見つけるソフトを使用しているか
  • 図表の不正をチェックしているか
  • 査読の出来は上級エディターによって評価されるか

こうして見ると、査読には様々な形態があり、これらの項目の組み合わせは無数にあることに気付かされます。だから、特定のパターンの査読を取り上げて、査読全般を語るのはナンセンスという訳です。また、査読の形態によって、目的や目標も自然と変わってくるはずです。

査読には不平や不満はつきものですが、査読を一般化して「査読ってこんなもの」とあきらめたり、漠然と嘆いたりしても意味がありません。また、「査読に時間がかかるなら、結果の提出期限を短くすればいい」等々、査読フローの一部にだけ注目して小手先の対応を取っても、限られた効果しか期待できないでしょう。そんな時こそ、Andersonの意見を参考にして、自誌の査読の形態と現状を細かく洗い出し、なぜその形態を採用しているのか、そのチョイスや組み合わせが最適なのか、そして目標や目的はどこに設定するのか、を考え直してみれば、そこから、査読の向上・改善につながるアイディアが生まれるかもしれません。

出典:
Your Question for the Day - What Is “Peer Review”? Kent Anderson
http://scholarlykitchen.sspnet.org/2014/07/24/your-question-for-the-day-what-is-peer-review/
2014年8月4日 製品・サービス

パソコン版KaLibの誕生

現在、約25学協会で、会誌・ガイドライン・学術集会抄録集などでご利用いただいております電子書籍サービスKaLibに、ご要望の多かったパソコン版が誕生しました。これでWindowsやMacでもKaLibの書籍をご覧いただけるようになりました。

そこで今回は、開発チームの担当者より“パソコン版KaLib”誕生についての話を少しさせていただきます。

当初、開発チームではパソコン版の制作には懐疑的でした。電子書籍は、手軽に携帯でき、空き時間などにさっと取り出して読めるプリント版の書籍を倣って作られている訳ですから、一般的なイメージからすると、タブレットやスマートフォンでの利用が大半であろうと考えていたからです。実際、私も通勤の合間にスマートフォンで「三浦しをん」や「有川浩」などをよく読みます。

KaLibで扱うコンテンツも、通勤時にとはいきませんが、診察の合間や休憩時間にタブレットでお読みいただくことが多いのではないかと考え、パソコン版は要望が多ければと開発を後回しにしていたのです。

ところが…。

「パソコンでは読めないのですか?」「パソコン版はいつ出ますか?」などのお問い合わせをiPadレンタルの受付やサポートメールにいただくことがありました。理由をお尋ねしたところ、タブレットを持っていない方々でもパソコンは必ず持っており、仕事の道具として使っているパソコンで、他の資料と一緒に見られればとても便利だということがわかってきました。

そこで、ご要望にお応えしなければと一念発起で作成に至ったわけですが、とにかく早く使っていただくことを目標に作成しましたので、現在はPreview版となっています。機能的には、100%ご満足いただけるというところまでは達していませんが、正式版を鋭意開発中ですので、あと少しだけお時間をいただければと思います。

リリース後の出足は好調で、既に数千人の方々にダウンロードしていただいております。よろしければ、この機会にKaLibの素晴らしい読書体験をしてみてはいかがでしょうか。

学術専門の電子書籍サービス KaLib
http://www.kalib.jp/

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