人気のブラウザソフトって?
みなさんはインターネットを利用する時、どの「ブラウザソフト」を使っていますか?
ブラウザソフトにはたくさんの種類があります。それぞれの特徴や、どのソフトが人気なのか、ご紹介します!
「ブラウザ」の語源を知っておるかな?
「browse」という、「拾い読み、立ち読みする、ざっと目を通す」などの意味がある英語から来ているそうな。
S1M User Conference 2016 in ナッシュビル 参加レポート2:ScholarOne Manuscriptsの新デザイン
先日ご報告したS1M User Conference参加レポートの続きです。
毎年恒例のセッションであるS1Mのバージョンアップ情報ですが、今回の目玉はMain Menuと著者Dashboardのデザイン変更でした。これらは6月末に予定されているv4.18へのバージョンアップで実装されます。
Main Menu改め「Home」画面
S1Mにログインすると「著者」や「査読者」といった各ロールのアイコンが並んだMain Menuという画面が表示されますが、この画面のデザインが一新され、あわせて名称も「Home」に変更されます。
公開された「Home」画面のサンプル画像。
虹色のモヤモヤが目を引きますが、別の画像やテキストへ差し替え可能です。
今回のデザイン変更によりロールの選択方法が変わりました。これまではMain Menu上の各ロールアイコンを選択していましたが、今後は画面上部に並んだメニューから選択するようになります。
ロール選択メニュー
論文を投稿する場合は「Author」、査読を行うには「Review」といった具合にメニューから該当するロールを選択します。なおこのメニューはDashboardに移動した後も表示され続けますので、複数のロールを使い分ける場合に便利です。
生まれ変わった著者Dashboard
著者Dashboardのデザインも大きく変更されるとのことで、そのデザインが公開されました。
新しい著者Dashboardのサンプル。投稿画面とそっくりです。
これまでの著者Dashboardでは画面の上部に論文リストがあり、下部に論文のDraftが表示されていましたが、新しいデザインでは論文リストは画面の左側にまとめられ、Draftが大きく表示されるようになりました。これまでは画面を下にスクロールしないとDraftが見られなかったため、「途中まで作業した論文が無くなった」といったお問い合わせを頂くことがありましたが、新デザインでは全てが一目で確認できるようになるので、こうしたお問い合わせは減りそうです。
出張レポートは以上ですが、あんずジャーナルでは紹介しきれなかったトピックや詳細な情報はまだまだあります。S1M Newsなど今後の活動を通じて皆様に共有していきますのでお楽しみに!
国際科学編集者会議(CSE)Annual Meeting:Peer Review
2016年5月16日-18日に開催されたCSEのAnnual Meetingに今年も参加しました。今回はロッキー山脈の麓の街、アメリカのコロラド州デンバーで開催されました。デンバーは自然が豊富なことで知られており、全米からアウトドア好きが集まる街として有名です。海抜約1,600m(=1マイル)程の場所にあることから、”Mile-High City”とも呼ばれています。標高が高いため、少し運動するだけで息切れがしました。
今年も様々なトピックに関するセミナーが開催されましたが、その中でも興味深かったのは、Peer Reviewに関するものです。
毎回5つ程度のセミナーが同時に開催されています。
Peer Reviewは1752年にRoyal Society of London(ロンドン王立協会)によって初めて導入されたと言われており(諸説あり)、非常に長い歴史がある査読方法です。本来は査読の公平性を保つために、著者や査読者の匿名性を重視したシステムですが、少しずつ変貌しており、現在では、よりオープン化、且つ多様化する方向に進んでいるとの発表がありました。
その他にも現在のアメリカのジャーナル編集業界における在宅ワーカーの拡大に伴う業務マネジメントやジャーナルの新規立上げに必要な要素、そして学会が発行するジャーナルのコストマネジメントついての発表もありました。
今回のAnnual Meetingで得た情報は、S1M NEWS等で詳細をお知らせします。
デンバーの街並み
ロッキー山脈にはまだ雪が残っています。
ScholarOne Manuscripts User Conference 2016 in ナッシュビル 参加レポート
4月27、28日の二日間にわたって開催されたThomson Reuters(トムソン・ロイター)主催 ScholarOne Manuscripts (S1M) User Conferenceに、今年も弊社からS1Mサポートチームが参加しました。今回の開催地はアメリカのテネシー州ナッシュビル、別名「ミュージックシティ」とも呼ばれる音楽の街です。
カントリー&ウエスタンな雰囲気漂うナッシュビルの街並み。
夕方になればそこかしこから生演奏が聞こえてきました。
カンファレンスの様子。
壇上にいるのはトムソン・ロイターの出版・学協会部門の部門長であるJosh Dahl氏。
今年も様々なセッションがありましたが、あんずジャーナルでは特に面白かったS1Mと連携する外部サービスを紹介します。
初日に行われた「Improving the User Experience through Partnership」というセッションではOverleaf、Copyright Clearance Center(CCC)、KUDOS、Publonsという4つの組織から講演者を呼び、それぞれが提供するサービスとS1Mとの連携について発表していました。
Overleaf
発表者:John Hammersley(Co-Funder& CEO, Overleaf)
オンライン上でLaTeXもしくはRich Textを使って論文を編集できるサービスです。昨年末のバージョンアップでS1Mとの連携が可能になりました。現時点では2つのサイトにてテスト運用中とのことでした。
Copyright Clearance Center(CCC)
発表者:Chuck Hemenway(CCC)
CCCは研究成果の著作権に関わる様々なサービスを提供しており、その中でも著者から掲載料を集めるためのRightsLinkというサービスがS1Mと連携する予定とのことでした。
KUDOS
発表者:David Sommer(Product Director , KUDOS)
研究者がSNSなどのソーシャルメディアを使って自分の発表した論文を宣伝するのを補助するサービスです。またKudosを利用するとその論文のアクセス数やダウンロード数や引用数、Altmetric スコアが自動的に集計されるとのことでした。
Publons
発表者:Andrew Preston(Publons)
査読を研究者の実績として評価しようという考えのもと作られたサービスで、匿名性を保ったまま様々なジャーナルの査読実績を集約し、その貢献度を定量化します。S1Mとの連携により査読実績をS1Mから直接Publonsに送れるようになるとのことでした。
また、バージョンアップについての発表もありましたが、これについては別の記事で改めてご報告します。
その他、今後のS1Mのロードマップやユーザープレゼンテーション、業界動向についてのセッションにつきましてはS1M NEWSや国内のユーザーカンファレンスを通じて皆様に共有させて頂きます。
おまけ:
User Conferenceの最後には年間で最も投稿数の多かったジャーナルや最も多くの新規サイトを立ち上げたエージェントへの表彰式があるのですが、「年間で最も多く言語切替えサイトをオーダーしたエージェント」として、なんと杏林舍が表彰されました!全く予想していなかったのでかなりビックリしました。
「日本専門医機構シンボルマーク」デザインが採用されました!
専門医の認定や養成プログラムの評価・認定などを行い、新たな専門医制度の確立を担う第三者機関として、一昨年、一般社団法人日本専門医機構が誕生しました。その日本専門医機構が、かねてよりシンボルマークを公募されていましたが、このたび弊社社員のデザインが採用されました!
先日贈呈式が行われ、理事長の池田康夫先生から直々に授与されました。
今後は認定証などに使われるとのことで、長年医学にまつわるお仕事をしてきた我々にとって、またとない光栄なことです!
この新しいシンボルマークが、日本専門医機構、ひいては日本の医療・医学の発展に貢献できることを願っております。